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まるで、双六のごとく振り出しに戻されて(苦笑) 日本は東京へとやって来ました・・・。 東京タワーに登って展望台から望遠鏡で先生を探しちゃるぅぅぅ〜 ・・・とか思ったのですが・・・無謀でした(^^ゞ やっぱ、刑事は足だよ・・・ ってもうここまでやれば、私の責任は果たしたような気 もするなぁ。 東京にいることが解ったんだから、あとは野手さんに自分で探して もらおう!! そうだ、今日は丁度野手さんのレッスンの日だ!!善は急げ!!今 から音楽学院へ行って顛末を話そう!!
さて、野手さんにとりあえず顛末の報告にしようと、丁度レッスン の日のはずなので終了時間を見計らって音楽学院へとやって来ました。 なんと話したらよいのやら・・・などと考えていると・・・
あっ!!
目の前に忘れようにも忘れられない、追い求めていた田中先生の姿 が!!
え゛っそんなどうして?? 目をゴシゴシ!! ほっぺたをツネツネ!! あ、足はあるのかな?(^_^;)まぎれもなく田中先生が、って一瞬呆 然と立ち尽くしていまいましたが、直ぐに気を取り直して声をかけま した。
「あ、あの田中先生でいらっしゃいますか」
すると、にこやかに「はい、田中ですが」と事前の情報とは違う反 応でしたが(氷のようにつめたい人でにこりともしないと聞いていた のですがこれはどうも野手さんにだけなようです)
「実は、探していたんです!!」
先生 え?私をですか?どういったことで
「じ、実は野手さんにお会いしようと思って来たのですが、それ というのも・・・」と話そうとすると急に表情が険しくなり、氷の女 という表情で・・・つめたく言い放たれました。
先生 野手さんは昨日のレッスンでしたよ。出席したのを確認して安 心し今日は来たのですからすから!!
え゛? わたしは あっちこっちグルグル廻りしてるうちに、時間の感覚がずれちゃっ たみたいです(^_^;) で、ででもなんで??どうして???
ともかく、「あの人の名前を私の前で出さないでください」という 田中先生をなだめすかして (なんたって怖い目にあってきたのですからここで引き下がれますか っっ!!) 食い下がるわたし。
嫌がる田中先生をつかまえて話すことしばし、なんと田中先生も ドビュッシーがお好きなことが判り「気があいますねぇ〜」と、すっ かりうちとけることが出来ました(^_^) まずは食事でもしながらお話をすることにします。
新宿の新都心です。ふー夜風がここちいーなー。 一仕事追えた後の高層レストランでのお食事&ワインは美味しゅう ございました。(^_^)
さて、「逃亡者」田中先生、野手さんが生徒になって、何年たって も上達しない。は、授業は進まない。は、くだらない冗談は聞かされ る。は、オゾン漬けヴァイオリンを無理やり持たされて服が変色する は、なのに教育者としての自分の力の限界を感じ、他の生徒の前でま で思わず「またくだらない冗談?」などと言うようになってしまい、 一時はノイローゼにもなりかけて、もう一度出直そうとドイツへの留 学を決めたのだそうです。 で、ドイツの学校でしばしの武者修行をしてだんだんと「自分を取 り戻した」のだそうです。そうして熟々考えたところ「やっぱり自分 には教師の道しかない!!」と確信したのだそうですが、野手さんの ことを考えると自信が持てなくて、学長さんに相談したのだそうです。 すると、お答えは 「今まで貴方は何人の生徒を受け持ったのだね?君の実績は素晴ら しいじゃないか。それに対し野手君はたった一人でしょう?ものごと には何につけ例外があるのではないかね?。確かに野手君は問題があ る、が、それは君のせいではないでしょう」 とさすがドイツ人らしく理路整然と明解に理を説いてくださったの だそうです。 これで、心が晴れた田中先生は、ついでといっては何ですが、各国 を巡った後に日本に帰国して、天職に就いたわけですが、野手さんに 会うとくだらない冗談でペースが乱されるので、野手さんのレッスン じゃない日を選んで教壇に立たれているのだとさ(苦笑) ということで、一件落着解決です。 さーて、このことを野手さんには、なんとお伝えすればよいもので しょうか? 正直に全部話したらショック受けそうだし(苦笑)それに田中先生に も迷惑をかけるかもしれないし、黙っておいた方がいいでしょうか? でも、旅費は出してもらってるしなぁ〜(^^ゞ
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